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2002y ダッジ・デュランゴのブレーキ修理

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カスタムばかりじゃないですよ。しっかり整備も承っております。

今回は整備・修理の話題です。

当社のお客様、2002年式ダッジ・デュランゴですね。

新車から、大事に乗られているお車です。

車検・整備・修理をいつもご依頼頂いております。

 

今回は、車検後の点検でご入庫頂きました。

早速点検を実施。

既に14年経過したデュランゴです。

何も異常や損耗が無い訳がありません。

フロントブレーキに問題を発見しました。

所でデュランゴってどういう車?と、言いますとコチラ。

恐らく、デュランゴとしては一番知名度の高い型だと思います。

 

以上が見つかったのはフロントブレーキ。

ブレーキパッドが異常に片減りを起こしていました。

解りますか?これがブレーキパッドです。

左右で2個ずつ、計4個でワンセットのパーツで、

ブレーキを効かせながら摩耗していく消耗部品ですね。

右側のパッドが残り7mm程なのに、左側は2mm程しかありません。

摩耗は多少の差はあるものの、基本的に均等に減るのです。

これは異常ですね。

 

なぜこうなったのでしょうか?答えはコチラ

これが左前のブレーキシステム全てですが、これを分解してみると・・・。

これはブレーキキャリパーと言います。

油圧でブレーキを効かせる超重要なパーツ。

ご覧のとおり、サビサビで、中央のピストンは一部欠けています。

このサビは内部まで及んでおり、ピストンの動きを悪くさせていました。

さらに・・・

これが、キャリパーの力でブレーキパッドを押し付けブレーキがかかる

ブレーキディスクローターと言います。

このサビ具合、摩耗具合、見ても解りませんが走行中ブレーキを踏むと

車がガクガク震えて、ブレーキペダルが脈動していました。

 

恐らく、ブレーキが引きずり(ブレーキをかけていなくても効いてしまっている状態)、

摩擦により異常な高温となり、ローターが変形してしまった物と思われます。

(他にも色々原因はありますが・・・)

こうなったら、ブレーキはほぼ全て一新しなければなりません。

 

今回の修理メニューはこうなりました。

1:ブレーキキャリパー交換(念の為、左右)

2:ブレーキパッド交換

3:ブレーキローター研磨修正

ローターは摩耗限度まで摩耗が進行していなかった為、研磨となりました。

これで2万円程節約です。

 

さっさと上記を交換、更にキャリパー交換にはブレーキオイルの再注入が

必要となりますので、ついでにブレーキオイルは全交換とします。

これが新品のキャリパーです。そりゃもうピカピカです。

ですが、本物の新品ではありません。

リビルト品という再生パーツを使いました。

これで更に数万円節約となります。

これが組みあがったブレーキです。

ローターのブレーキ面がとてもキレイになりましたね。

しかしこれで終わりじゃありません。

残ったサビを落として、今後の腐食を防ぐサビ止めを塗装。

耐熱性の、つや消しブラックです。

スタッドボルトとハブにはサビ防止とネジ噛みこみ防止剤を塗布。

これで万全です。

 

そしてこのデュランゴは、オイル交換など施して整備完了。納車待ちです。

アメ車は壊れる・・・と、良く言う人がいます。

確かにそうかもしれません。

が、それを騙して乗り続けず、しっかり整備・修理をすれば10年なんて

全然問題の無い時間経過です。

また、まとめて整備せず定期的に点検する事も大事。

愛着を持ってアメリカ車を楽しんで頂きたいですね。

 

車検・整備・修理もお気軽にご相談下さい。

電話で「何が悪いと思いますか?」ではなく、

ご入庫下さい。それが一番の修理の早道です。

 

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